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太陽と海の恵み~女性の鍼灸院院長ブログ

東京の大森にある こころとからだの女性専門鍼灸(しんきゅう)院「はりきゅう しぜんの恵み」女性針灸師の日々

広島で原爆が落とされてから今日で70年経ちました。

そんなことも頭の片隅にあったのか、
今年広島へ訪れていました。


私の祖父は海軍だったそうです。

、、、といっても私の子供の頃のかなりのうろ覚えの記憶ですが、
祖母がそんな風に言っていました。

相手の攻撃に乗っていた船が爆撃を受け、
仲間の1/3が死んでしまい、
フィリピンで捕虜となり、
ご飯を沢山食べさせてもらって太って帰ってきたと。

私が生まれてまもなく祖父は病死、
数年前に祖母も亡くなってしまったので、
うろ覚えでもボケたり忘れる前に記しておこうと思いました。

戦争に行く直前の家族や親戚が集まって並んで撮った写真があるのですが、
武器を持ったり、周りに何本も旗をたて、
活気に満ちた状況の中で祖父の母だけは、
悲しそうな不安そうな何とも言えない表情をしているのが印象的でした。

本音とたてまえの、
私には言葉で表現できない心境だと思います。


初めて見た原爆ドームは厳粛な怖さを感じました。

富士山とか伊勢神宮が神様だとしたら、
原爆ドームにもすでに魂が宿っている守り神でした。

平和記念資料館はお昼のお好み焼きが出てしまいそうなほどの衝撃でしたが、
ぐっと胸が熱くなる場所でした。

入場料が50円なのも誰でも見て感じてもらえるようにということなのか、
好感的でした。

沢山の外国人旅行者がいて、
日本人以上に熱心に感じました。

最後の方にみんなが思いを書けるノートがあるのですが、
オーストラリア人が書いた"NO WARS"という言葉に目が止まった。

全てはこの言葉に尽きるのではないかと。




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9月に入ってすぐに伊勢神宮に行ってまいりました。

途中大雨弾丸ツアーでしたが、
今までまわったこともないところまで行けて満足です。

伊勢神宮は内宮(天照大神)と外宮(豊受大御神)に分かれていて、
対になっていると思いきやなかなか別物になっているようです。

エネルギーも別物のように感じました。

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外宮は力強いエネルギーに巻き込まれそうになりながらも衣食住を司る正宮、別宮をまわります。

衣食住、産業の神だからこそ、
人間に近いというのかな。

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内宮へ行くと、
視界も開けて少しほっとするようなエネルギー。

パワーみなぎるというよりはナチュラルな自分に還るという感じ。

内宮はただただ日本という国を護る神社、
そこにはお願いごとはいりません。

途中おかげ横町で赤福本店の赤福餅を頬張って、
月夜見宮→外宮→内宮→おはらい町、おかげ横町→猿田彦神社→月讀見宮
の順でヘロヘロで三重県を後にしました。
とある小説を借りた。

ある謎を解いて行く歴史ミステリーなような内容。

最初のページにこの衝撃的な写真が織り込まれている。

ここからこの小説とともに私と龍馬の旅が始まった!

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最初、寺田屋に向かった。

かの有名な(?)妻のお龍さんが裸で階段で駆け上り、
敵から龍馬を逃がした旅館だ。

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今でも普通に宿泊できるとのこと!
(ピストル痕とかあるのですが。。。みんな触ってツルツルです)

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どうしてこういう像には「先生」つくのだろう。。

あとで聞いた話だが、
旅Tシャツマニアの母はこの辺で龍馬Tシャツを買ったらしい。。

その後、坂本龍馬のお墓。

木戸孝允のお墓がてっぺんくらいにあるのだが、
低めの場所の坂本龍馬がまだまだこれからの本当に若くして亡くなったのを物語っている。

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その近くの幕末維新ミュージアム。

ここに龍馬蝋人形みたいなのがあるのだが、
私は龍馬の顔にホクロがあることを知らなかった!

龍馬を刺したであろう刀とか、
最後の言葉であろう『もう、、、わしはだめじゃき、、、』という音声を聞いたりしたのだが、
とにかくこの時代の彼ら達は、
変えたくて変えたくて、
仕事しないでそれだけに人生と魂を費やした生き様。

お仕事しないのでもちろんいいところのおぼっちゃんだったり、
寺田屋の女将がただ飯を食わしてたり色んな人が維新に協力している。

最初のフルベッキ写真と呼ばれるものに映っている沢山の人が若くして亡くなっている。

ただ、
この小説を読む限り、
彼らの野望の6割くらいは達成しているのではないかと感じた。

番外編に新撰組記念館。

ここはおじいちゃんのおうちで、
新撰組マニアのおじいちゃんが紙に年表まとめたり、
お孫さんが新撰組について調べたものが壁に貼られている。

新撰組に詳しい方は目から鱗な記念館かもしれないが、
私は台所にたまったお茶碗やらお皿やら孫を可愛がる様が気になって、
おじいちゃんの生き様ばかり考えてしまった。

おじいちゃんが書いた沖田宗次郎のサインをもらいました。
この先、
死ぬまでの間、
傷つくことは免れないだろう。

傷つきながら生きるのだ。

それをどこかでは魂を磨くという表現だったりもする。

ですが、
傷を受けるととても苦しいし、
癒えるまで数十年かかる場合ももしくは癒えない場合もあるので、
表面に鎧を付ける人も沢山いる。

すぐ怒ったり、
威圧感を与えたり、
鈍感な状態をキープしたりと・・・。

あとは、
自分はハッピーとポジティブ呪文を唱えるとか?

魂磨くというよりかは、
このまま傷つかないで行ったほうが、
なにせ楽できるし、
優位で価値の高い存在のような気がしているからだと思う。


私だったら傷つかない強さより、
傷ついた時に気づける強さが欲しい。

そっちのほうが、よっぽど賢者のようだから。



どうしても、
海が見たくなって、
真夜中、
工業地帯の海に出かけた。

震災以降、
なんとなく気が乗らなかったのだが、
どうしても会いたくなった。

向こうの空では遠雷が光っていた。
隣の離れ小島からは海鳥が鳴いていた。
魚がジャンプした。
風が私の髪をぐしゃぐしゃにした。
私は猫じゃらしで遊んでいた。

そのまま数時間があっという間に流れた。
こんな工業地帯の海でも十分に癒されたなんて・・・。

やっぱり自然は愛だったんだ。。。



こんなに汚染されてしまって、
傷つけられた賢者から私達は何を学ぶのか。



私はほんとうに、
申し訳ない気持ちになった。



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窓から顔をのぞくと小さな庭があり、
1本腐りかけている木があるのです。

去年の夏に発見して、
皮を少し剥いて確かめてみたらボロボロだったので、
もう寿命なのかなぁと思っていました。

1年後の今、
ふとその木を見ていたら、
樹皮がボロボロになっているところから、
たくさんの枝と葉をつけていました。

生命細胞の増殖能力とはなんたるものだ!
と、恐怖に近いような感覚におちいりました。



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変な見方かもしれないが、
ソメイヨシノも細胞のかたまりに見えて
薄気味悪いとも思える瞬間がある。

私たちの存在だって同じで、
若い人間はとくに細胞の増殖能力が高い。

コピー作業をプログラミングされているかのように、
ひたむらに前進あるのみな生き方をしているように思えます。

だから未知である放射能汚染や癌はとても恐ろしいものとされている。

今後、
人間のDNAは変化していくのだろうか。



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箱根にある河の近くで音を聞いていました。

とても力強い深くから湧き出るような、
火山が怒っているような、
何かの情熱のような音がしました。


文字にするとゴォォォォォ・・・・

・・・・・・。

(表現しきれないのが悔しい・・・。)


それはきっと生きるいのちの力であり、
母のお腹にも流れている音なのでしょう。

もちろん、
植物も動物も砂の一粒にも。



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標高1000㍍に上れば、
私の耳はお手上げとなり、
ひたすらにシュンシュン言い続ける、
私の「いのちの音」しか聞こえなくなるのでした・・・。



しぜんの恵み

Author:しぜんの恵み
はりきゅう しぜんの恵み
院長 須藤恵理子です。

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