fc2ブログ

太陽と海の恵み~女性の鍼灸院院長ブログ

東京の大森にある こころとからだの女性専門鍼灸(しんきゅう)院「はりきゅう しぜんの恵み」女性針灸師の日々

「あなたの血はドロドロです。」

ある時、
患者さんがある漢方薬局でこう言われて、
色んなことが重なったせいか、
泣いて帰ってきたそうです。

瘀血(おけつ)という症状が東洋医学の中にあります。

瘀血の説明はここでは割愛させていただきます。

もちろん最近CMで流れているように、
東洋医学では未病の表現があります。

なので瘀血という表現は未病でもあり、
ひどくなれば病気にだってつながることもあるのです。

ですが私たちの国は西洋医学で教育され、
それが医療の基本という風に意識づけられています。

その中で瘀血を現代医学風に言い換えたとしたのだろう、
そこで出てしまったのが血液ドロドロ(笑)

大変ですね、
恐怖を感じるし、
なんだか緊急を強いられるようです(笑)

その漢方屋さんは、
マッサージを受けるとよくある、
お客さんここ凝っているね〜良くないよ〜というような事を言いたかったのかもしれません(笑)

もしくはその人の弱みを握って、
恐怖を増幅させて、
壷を買わせる方法だったのかもしれません(笑)

東洋医学を習いだした学生の頃、
例えば友達や家族に説明するのはとても難しいことだなぁと感じました。

一言ではなかなか理解しにくいものです。

最初は本当に医学か?とおとぎ話かと思いましたもん(笑)

それプラス、
人とのコミュニケーションの難しさ、
かけ間違いやすさと言ったらね。



attachment00_20121104211949.jpg
スポンサーサイト



放射能は東洋医学の中で分類するとなると、
「邪気」となるのです。

昔からある東洋医学では、
最近出てきた物質や病気でも、
ちゃんと当てはめて考えられるようです。

(ということは放射能は物質よりもエネルギーよりに近いのかもしれません)

「邪気」は入っても、
しっかりと出す力がないと留まって、
身体の中で悪さをする。

子供はまだその出す力が弱いから、
放射能汚染は大人よりも深刻です。

もちろん大人でも、
虚弱体質の人や女性(とくに溜める性質のある子宮)は、
「邪気」を流せにくくなっているのです。

いかにも放射能は一度身体の内部に入ったら、
全ての物質が永遠に留まり続け、
内部被爆していくという説明がされていますが、
全てとは考えにくいと思っています。

人の身体により、
個人差が出てくるのだろうと思います。

ですからこれからの時代は、
特にしっかりと自分なりに身体のケアをして、
免疫力や自分自身をコントロールしていかなければならないと考えています。

(もちろん純度の高い水やビタミンCの摂取、運動なども)



そして私たち治療家も自分自身のことをないがしろにしてはならないのです。

それは人一倍の精神バランスと身体の力が必要となるからです。


中庸(バランス)とは人間にとって最高のことであり、
それは、
癒しという意味となるのですね。


3736273_473412902_1large_convert_20120216194239_20120216194356.jpg



祈りの力とはいかなるものか。

危ないと言われている東京がまだなんとかもっているのは人口が多い分、
祈りの力の総量が大きいから?

東京も富士山もきっといつか何かが来るのでしょうが。。。
アメリカの医療保険会社は鍼灸を医療費として認可している。

何故なら、
結果的に鍼灸を定期的に受けていた者のほうが医療費はかからないからだ。

やはり、
未病より激しい病気のほうが治療費も時間もかかるということ。

鍼灸治療は免疫力もあがり、
病気になりにくくなるということ。

病気の程度にもよるだろうけど、
鍼灸の好きなところは症状をあまり選ばずに割りとオールマイティーに対応ができるということ。

「○○病専門」という看板がいらないということ。

運動器疾患も内臓疾患も精神疾患もそれなりの対応策があるということ。

(だからといって鍼灸は魔法ではないし人間はロボットではないので、
どんな状況でも100発100中ではないけれど)


全てはひとつという東洋的な視点から鍼灸医学は成り立っている。

上の症状は下のツボが、
表の症状は裏のツボが、
右の症状は左のツボが、
表斜め右上の症状は裏斜め左下のツボが、
治療点となることがある。

私はこの視点にビビビときている(笑)




どうしてこの世界に入ったの?
なんて話はよくするが、
幼い頃から今までの何となくが集約されて、
ここにたどり着いてビビビときたようだ。

だから理由というのがいつも答えにくいように感じています。


でもすごく簡潔に答えるのなら、
1つは姉が先天性股関節脱臼で、
術後の経過が芳しくなく、
苦しんでいて最先端医学にとても不完全さを感じていたこと。
(完璧な科学というものはなく、人間自体の存在がまだまだ不透明なもの)

2つはどうせなら何か役に立つ様な仕事がしたい言ったと友人に比べ、
何となく大学に行こうと思った自分を恥じたこと。

3つは鍼灸という世界観を知った時ハートにビビビと稲妻が走ったこと。




・・・なのかもしれません。


羞恥心も時には大事です(笑)


3736273_473412919_1large_convert_20120216121322.jpg

最近、
世間やCMで東洋医学が注目されてきたせいか、
「病は気から」という言葉を使う人がたくさんいます。

でも、
なんだか違っているようにも感じています。

その人たちのほとんどは、
病は「気持ち」からという意味だと思い込んでいるから。

たしかに、
「気」の仲間に「気持ち」があるのは私もそう思っています。

ですが、
「気」は「気持ち」のみではありません。

それのみとなると、
「病は気合いが足りないあなたのせいです」という言葉の意味にもなってしまいます。


CIMG0987_convert_20111221174845.jpg


「気」というものを英語にすれば「エネルギー」。

気というととても怪しく難しいものに捕らえがちですが、
身体にエネルギーがあると考えてみればすんなりと理解ができると思います。

目に見えないけど、
力があるのです。


そのエネルギーが詰まったり、
1箇所に集まりすぎたり、
少なくなって、
バランスが崩れた状態を「気が病む」、
そしてそれがどんどん進行していけば、
目や数字で見て診断できる「病気」となっていくのだと思います。

そして問題の「気持ち」ですが、
気持ちや精神に滞りがあれば、
エネルギーが滞ることになるので、
体温が下がったり、
内臓の動きが鈍くなって「気病」(機能的)から「筋病」(器質的)に発展していくことになると思います。

身体から病気になれば、
(きっと同時進行であると思いますが)
生きているうちは常についてくる身体に嫌気がさして精神エネルギーも衰退していきますし、
この両者はいつも通じていることになるのです。



また、
人間のエネルギーを崩す1つの原因として六淫(ろくいん)というものがあります。

風、寒、暑、湿、燥、熱というように、
私たちは私たちのわからないところで
自然エネルギー否や宇宙エネルギーに大きな影響を受けていると考えられています。

それは、
私たちも自然から生まれた生物であるからなのでしょう。

今は・・・人間がたくさんの自然エネルギーを変えようとしているので、
地球バランスは変わりつつあるのでしょうけど。


学生の頃、
解剖実習を見学しましたが、
ご遺体に健康な心臓、
たくさんの血液を戻しても
息を吹き返さないことに疑問を感じました。

それは、
物体があっても、
心臓を動かしたり、
血液や体液を流す、
気、エネルギー、力がないということでした。

この場合、魂ともいうのかな。。


CIMG1064_convert_20111221170952.jpg

もうすぐ、mery mery christmas。

私はお線香3本を家の中心において、
家のエネルギーをお掃除しようと思います(笑)
videopicjOx6B5NerLx.jpg


患者さんを治療しているとき、
手が冷たくなったり、
ビリっと電流が走るように痺れたりする事があります。


以前、
勉強させてもらっていたお爺ちゃん先生も、
「下腹部から冷気が上がって、手の感覚がなくなる」とか、
知り合いの先生も「ここに風がふいている」なんて事をおっしゃっていたので、
感覚が鋭くなると、
人間の身体のそんな部分が感じられてくるのだと思います。


治療が終わると一番ダメージを受けているだろう自らの手を治療します。

(昔、自分の手を怪我させてしまったとき、
 その先生にこっぴどく怒られました。
「仕事をするにあたって一番大切なもの粗末に扱ったプロ根性失格者」として。
 そのときはすごく腹が立ったけど、
 今はその意味がすごくわかります・・・・。)

それはいたって簡単。

まずは、
けっこう熱めのお風呂というイメージの温度のお湯を出して1分くらい洗い流します。

そのあとよく水気をふいて、
ストーブ(夏の場合はコンロ)で見えない水気を飛ばします。


これでなかなかの復活!(私の場合は)

実は昔、
お爺ちゃん先生がなんとなく天然でやっていた事を思い出してやってみたら、
驚きの効果だったので、
私もアレンジを加えながら行いだしました。

塩とかお酒とかをお風呂に入れるのもいいと聞きますが、
単にお湯だけというのが今の私にはあっているようです。



手は身体の中でも優しさを表す場所でもあると思います。

手のひらの一番くぼむところには「労宮(ロウキュウ)」というツボがあり、
誰でもそこからなんかしらの気が出ているのでしょう。

よく気功などで「ハッ!」と人を飛ばす(?)映像で出しているのは、
(たぶん)そこから出ているだろうし、
もしかしたら、
お母さんに撫でられてきもちいいのは、
手から優しいエネルギーが出ているからかもしれません。


何を出すかは、
その人の意図で決まってしまいますので、
さわる前にぜひ気持ちを確かめてみてくださいね(笑)


mermaid1.jpg

しぜんの恵み

Author:しぜんの恵み
はりきゅう しぜんの恵み
院長 須藤恵理子です。

QR