太陽と海の恵み～女性の鍼灸院院長ブログ

癒しとは、
まず、
自分を助ける事だと思います。

ボランティアに参加しても、
誰かのために何かをしても、
自分が救われなくては癒しは起きないのだと思います。

ある程度、
自分さえ助けられないで他人を救えるのか、
と感じていた時期もありました。

私がこの仕事に携わるのは、
自分を救うためでもあると考えています。

もちろん自分の身体と精神を様々な角度から観察できるし、
患者さんから沢山の事を教わります。

時には嬉しい事も、
辛い事も・・・。

ずっと同じ位置（物質的には同じ場所だとしても）にしがみつかない事で、
私は成長できて、
助けられていると考えています。


影響力のある人の近くにい続けていた頃、
私はまだ年もほとんど重ねていないのに、
何の努力も苦労もしていないのに、
自分はとても上等な人間だと思っていた時期がありました。

考える事も感じる事も他の人よりレベルが高い部類だと。

その人を失った時、
そのくだらない魔法がとけ、
現実を知りました。

私はただ、
その人の素晴らしさに便乗して、
その考え方や自信のおこぼれをチューチュー吸って、
頂戴していただけなんだな、と。

そんな自分を恥じ、
何も勉強していない、
何も持っていない自分にひどく落胆していたので、
まず、
自分を楽しませるところに連れて行ったりして、
自分自身をどうやって救えばいいのか考え出しました。


それが、
今の仕事のスタイルの基本になっているのだと思いますし、
これからももっと、
深めていかなくてはと。

自分のため、
それはきっと誰かのために。